アトピー性皮膚炎の治療薬の基礎知識

アトピー

大人のアトピー性皮膚炎では顔や胸、背中など上半身に皮疹がでてしまいます。
医師に診断してもらい原因を特定して治療をはじめても、外用薬とスキンケアでの治療がメインとなると思います。

そこで今回は、アトピー性皮膚炎の炎症をおさえる薬の基礎知識をご紹介します。


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アトピー性皮膚炎の薬

アトピー性皮膚炎は遺伝的な要素も含まれていたりするので、アトピー性皮膚炎そのものを完治させる薬は存在していません。
ですので、症状を抑える治療が原則となります。

2009年の日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドラインによれば、アトピー性皮膚炎の炎症をおさえる外用薬は2種類、ステロイド外用薬とタクロリムス軟膏があります。

ステロイド外用薬

ステロイドとは、副腎皮質ホルモンの薬のことで、湿疹、皮膚の炎症、じんましん、虫刺され、乾癬などの治療に効果があります。
ステロイド性医薬品は、生体内のホルモンを強力にしたものなので、治療効果はとても高いですが、副作用としてステロイドざ瘡、ステロイド潮紅、皮膚萎縮、多毛、細菌・真菌・ウイルス性皮膚感染症などの副作用が出る場合があります。

タクロリムス軟膏

皮膚の赤みや腫れをおさえる塗り薬で、皮膚の免疫系の働きを低下させることで皮膚の炎症がしずまり、アトピーの皮膚症状が改善します。
アトピー性皮膚炎に広く使われているステロイド外用薬とは異なり、ステロイド外用薬の長期使用で問題となる皮膚萎縮などの副作用はありません。

しかし、皮膚の免疫力を低下させますので、皮膚の感染症などが起こりやすくなる場合があります。

炎症が収まったらスキンケアを

アトピー性皮膚炎の方は、お肌のバリア機能が低下してしまっている状態です。
皮膚の一番外側にある角層が、奥の皮膚を保護したり、水分を保持する機能が低下しています。
特に水分を保持する働きのある「セラミド」が正常な人よりも不足しており、汗などの刺激を受けやすく、細菌などの異物が侵入しやすい状態となっています。

炎症が収まったらスキンケアでしっかり保湿し、お肌のバリア機能をたかめるようにしましょう。

生活面で気をつける事

2009年の日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドラインによれば、医師からは生活面では以下のような事をしっかりと守るように指導されます。

  • 入浴、シャワーにより皮膚を清潔に保つ
  • 室内を清潔に保ち、適温・適湿の環境を作る
  • 規則正しい生活をおくり、暴飲・暴食は避ける
  • 刺激の少ない衣服を着用する
  • 爪は短く切り、搔破による皮膚障害を避ける
  • 顔面の症状が高度な例では眼科医の診察を定期的に受ける
  • 細菌・真菌・ウイルス性皮膚感染症を生じやすいので、皮膚をよい状態に保つよう留意する

いかがでしたか?

皮膚科で医師の指導のもの、原因の特定と対策、ひどい炎症には薬を処方してもらい、スキンケアでしっかり保湿して、アトピーと上手につきあって行きましょう。



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